放射線室
放射線室では、一般X線撮影、X線透視、CT、MRI、血管撮影、核医学、乳房検査、骨密度測定等が行なわれています。様々な高度医療機器を駆使し、診療に必要な付加価値の高い医用画像の提供に努めています。
地域の施設からの検査依頼も積極的に対応しています。
安全で安心な検査を受けていただくため、被ばくの低減・医療安全対策・装置の点検整備・医療技術の向上を日々実践しています。
24時間全ての放射線検査に対応し、救急対応をはじめ各科の診療に貢献しています。
検診業務ではMRIによる脳ドック、CTによる心臓ドックや休日乳がん検診も実施しています。
女性への配慮として乳房撮影、乳房超音波検査は女性技師が担当しています。
X線を胸部・腹部・骨・関節等に照射し画像にする検査です。撮影室でおこなう撮影の他に病棟でのポータブル撮影、手術室での撮影などをおこなっています。
全ての撮影にFPD装置が導入されていて、より低被ばくで、リアルタイムで画像の確認が可能です。
X線透視画像をテレビモニタに映し、実際の動きを観察しながらおこなう検査で胃透視、泌尿器科、整形外科など多くの検査で利用している部屋と内視鏡検査と同時におこなう検査の部屋の2台が稼動しています。
CT(Computed Tomography)は、身体を透過されたX線を利用して体の断面を作成します。また、その画像を利用して立体的な3D画像も作成することができます。128列X2管球CT、64列CTの2台で撮影しています。
心臓の冠動脈CTや2管球の特徴を活かした画像処理もおこなっています。
MRI(Magnetic Resonance Image)は、強力な磁場と電磁波の力を利用して体内を画像化する装置です。
放射線を利用しないため被ばくのない検査です。
CTと比べ組織の違いを描出する能力が高くあらゆる角度の断面が撮影できます。
検査中は大きな音がするのでヘッドホンを着用して検査します。
造影剤を使用することなく血管を描出することができ、脳ドックの検査にも使用されます。
金属を持ち込んで検査が出来ませんので、安全のため検査前に質問させていただいています。
血管の形態や血行動態を調べる検査です。カテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、造影剤を注入しながら目的の血管の撮影をおこないます。診断だけでなく、狭くなった血管を拡げたり血栓を回収し再開通させたりする治療、血管にできる瘤や腫瘍に運ぶ血管を詰める治療もおこなっています。
核医学(Radioisotope)は、微量の放射性物質を含む薬(放射性医薬品)を静脈注射し、特定の臓器の形や機能を検査します。検査部位として頭部(脳血流)、心臓(心筋)、骨(全身)などがあります。診断支援ソフトなどの解析もおこない診断価値の高い画像を提供しています。
乳房専用の撮影装置を使って行う検査で、乳房を圧迫して撮影します。
圧迫の際には多少の痛みが伴うことがありますが、なるべく負担のかからないように撮影させていただきますのでご協力お願いします。
加賀市唯一のマンモグラフィ認定施設です。
撮影は認定資格取得の女性技師が担当します。
腰椎や股関節の骨塩量(骨密度)を定量的に測定します。DEXA法は骨密度測定の標準方法とされ他の方法の骨密度検査と比べて最も精度の高い検査方法とされています。骨粗鬆症の精密検査や治療効果の経過観察、骨折の危険性予測のため撮影されます。
第一種放射線取扱主任者 | 2名 |
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検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師 | 4名 |
当センターにおける救急放射線検査とSTAT画像報告の現状
第61回 全国自治体病院学会にて
乳房検査業務に関係して、ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)の啓蒙活動を企画し病気の早期発見の手助けになれるような活動をしています。