専門分野
- 病理診断
病理診断科
病理診断科では、臨床各科から検査・治療のために採取された組織や細胞を肉眼および顕微鏡下で詳しく観察し診断を行っております。
予後の予測や治療方針の決定、治療効果を行う上で、病理診断は大変重要な情報を提供します。
在病理診断科では、常勤病理専門医1名、臨床検査技師4名(細胞検査士3名)が業務を行っています。
病理診断には以下のようなものがあります。
患者様の体から採取された組織から様々なプロセスを経てプレパラートが作成され、顕微で観察し診断を行います。
喀痰や尿、子宮頚部の擦過物、胸腹水、甲状腺など、提出された細胞をスライドガラスに塗抹し、標本を作成します。その標本にがん細胞がいるかどうかを調べています。
切除範囲の決定や病変が確実に採取されているかを調べるために、手術中に標本を作製し診断します。
不幸にして病死された方をご遺族に承諾をいただき解剖を行います。死因の究明・病態の把握などの詳しい医学的検討を行います。病理解剖を行うことで将来の医学の進歩への貢献につながります。
平均して年3回ほどCPC(臨床・病理カンファレンス)で検討会が開かれており、臨床医と病理医が活発に医学的検討を行なっています。
医師
丹羽 秀樹 にわ ひでき
専門分野
所属学会
認定資格
西暦 | 組織診断 | 細胞診断 | 剖検 | CPC件数 | 術中迅速 組織診断 |
免疫染色 |
---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 1,526 | 2,564 | 2 | 1 | 11 | 36 |
2017 | 1,575 | 2,946 | 1 | 2 | 13 | 28 |
2018 | 1,410 | 2,933 | 3 | 1 | 12 | 38 |
2019 | 1,575 | 2,944 | 5 | 3 | 22 | 66 |
2020 | 1,487 | 2,175 | 3 | 2 | 22 | 68 |
2021 | 1,608 | 2,955 | 1 | 4 | 16 | 115 |
2022 | 1,716 | 2,693 | 2 | 3 | 18 | 218 |
2023 | 1,692 | 2,733 | 3 | 4 | 17 | 259 |
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