外来化学療法室
最近では、がん化学療法は新規薬剤の登場により、治療成績が向上しています。特に合併症や副作用を抑える薬剤(支持薬といいます)の進歩により、入院をしなくても安全に外来治療できるようになってきました。日常生活、社会生活を継続しながら受けることができます。
「安全」「安心」「効果的」に受けていただくために、スタッフが一丸となり対応していきます。
外来化学療法センターでは、がん化学療法における抗がん剤の点滴や、関節リウマチや炎症性腸疾患(クローン病など)、皮膚疾患に対する生物学的製剤を使用する患者さんが、安心して治療を受けられる専用のお部屋です。各科担当医師と専任看護師、専任薬剤師、栄養士、ソーシャル・ケースワーカーなどがチームとなり、安全で質の高い医療を心がけています。
大きな窓からは白山連峰や鞍掛山、富士写ケ岳が一望できる明るい部屋になります。音楽が流れてリラックスして過せる環境になっています。飲食も可能ですので長い点滴の方もゆっくり過ごしていただけます。
外来化学療法室で、看護師からは治療日の1日の流れや注意点、薬剤師からは薬剤説明、医療サービス課からは医療費の説明などのオリエンテーションを行います。
専任薬剤師が、治療、副作用の対応について医師と協議を行い、患者さんへの指導を実施しています。その際、治療内容、レジメン、注意点を保険薬局へお薬手帳に薬剤提供書を貼付しています。
また、正確な抗がん薬の調剤を、外来化学療法室内に併設した無菌製剤室で混注監査システムを用いて正確に衛生的な環境の下で行なっています。
スタッフは看護師、薬剤師が専任し、病気に関することや生活についてのご相談や、薬剤に関すること、点滴内容や副作用に対する指導をパンフレットなどを用いて行っています。医療サービス科、栄養師など関連スタッフと連携し、チーム医療で患者さんの日常生活を支援していますので、お気軽にお声をかけてください。
がん専門薬剤師 | 1名 |
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外来がん治療専門薬剤師 | 1名 |
外来がん治療認定薬剤師 | 1名 |
がん指導薬剤師 | 1名 |
月曜~金曜(土・日・祝日を除く)8:30~17:00
消化器内科 | 胃がん、大腸がん、膵臓がん、胆管がん、クローン病、潰瘍性大腸炎 |
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呼吸器内科 | 肺がん |
外科 | 胃がん、大腸がん、乳がん、膵臓がん、食道がん、胆管がん |
泌尿器科 | 膀胱がん、前立腺がん、腎臓がん |
産婦人科 | 卵巣がん、子宮がん |
脳神経外科 | 脳腫瘍 |
耳鼻いんこう科 | 咽頭がん |
整形外科・リウマチ科 | 関節リウマチ |
皮膚科 | 嚢胞性乾癬 |
加賀市医療センター 化学療法審査委員会監修 2024年3月 第5版 薬剤室作成
当院では、化学療法を行っている患者さんのレジメンを、お薬手帳に記載しております。ここに掲載するレジメンは、加賀市医療センター化学療法審査委員会で承認された治療レジメンであり、患者様が安全かつ適正に治療を継続するにあたり、保険薬局薬剤師の先生方と連携していくことを目的として提供しています。尚、あくまでも標準的なものであり、投与量、投与スケジュール等、個々の患者様の状態・状況により変更されることもありますのでご了承ください。
レジメンに関する照会や患者さんの状況に関する相談などについては、加賀市医療センター薬剤室へお問い合わせ下さい。
電話 0761-72-1188 午前8時30分~午後5時15分まで(土、日、祝日、年末年始)