患者さんに、安全・安楽な透析を受けていただくために、良質な医療・看護を提供します。
合併症を最小限にとどめ、より良い生活を送って頂ける事を目指し、食事指導や日常生活指導を行います。板谷医院様と協力・連携し「地域の透析患者さんに信頼される医療の提供」を目指します。

＜透析管理と透析予防＞

手術適応患者さんや大学病院からの転医患者さんの受け入れを行っています。
フットケア専任看護師がおり、定期的に足の観察を行い異常の早期発見に努めています。
災害に備えて、パンフレットを作成し、患者さんや御家族に指導を行っています。
また伝言ダイヤルでの災害訓練、院内の火災訓練の開催や石川県透析連絡協議会主催の災害訓練にも参加しています。
透析予防として、CKD指導を行っています。CKDステージ3.4の患者さんをリストアップし、内科外来と連携し早期からの介入をおこなっています。

＜その他の業務内容＞

• On-line-HDF(透析液を補液とし多量の濾過透析を行う方法）
• 腹水濾過濃縮再静注術（CART）
• 血漿交換
• 血液持続濾過（CHDF）
• LDL吸着療法
• フットケア
• 慢性腎臓病（CKD）患者さんの症状管理と療養指導

CKD患者指導については、CKDチーム（腎臓病専門医、薬剤師、栄養士、看護師）が、腎臓機能が低下してきた患者さんや御家族に対して、面談し生活状況の聞き取りを行い、CKDの進行を抑えるための総合的な症状管理や療養行動指導を行い、透析予防指導を行っています。
日頃から療養生活を守っていただき、末期腎不全に至るまでの時間が少しでも長くなるように、チームで、定期的カンファレンスを開催し、情報共有と意見交換し指導を行っています。
また、地域の医療機関とも連携し、CKD患者さんを紹介していただき予防指導を行っています。
意思決定支援を受け透析導入になった場合は、指導時の情報を透析看護に活かしています。

ベッド数48床　個室2床　コロナ病床：個人機1台
血液透析シフト：月水金は午前・午後　火木土は午前のみ
腹膜透析の導入から在宅での自己管理指導を行っています。

• 医師：2名
• 看護師：14名
• 看護補助者：1名
• 臨床工学士：4名

CKD患者さんは増加傾向にあります。
透析予備群として、今後も透析導入患者さんが増えて行く事が示唆されています。
CKD対策推進には、早期発見が重要となります。かかりつけ医と腎臓病専門医師との連携を密に行い、行政・医師会・コメディカルと協力していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

スタッフ教育については腎代替療法関連の資格取得の支援を積極的に行っています。