研修医の感想・経験症例など
当院で学生実習を行い、研修病院として十分な経験が積めそうだと考え当院の基幹型研修プログラムを選択しました。研修開始時から指導医・2年目研修医・コメディカルからの必要十分なサポートがあり、大きな不安無く研修が出来ました。研修全体を通して比較的ゆとりがあり、仕事に追われて余裕が無くなる事はほぼありませんでした。救急科や内科を中心に多彩な症例に触れる機会があり、手技・症例ともに必要十分なものを経験できたと思います。
研修スケジュールや研修内容については研修医の希望を最大限叶えてくれる病院です。地域医療や精神科研修は他院で行いますが、その他の診療科についても金沢大学、金沢医科大学、石川県立中央病院といった施設で研修可能です。金沢大学での研修は2022年度から、連携施設としての申請をして頂き実現しました。基幹型でありながら志望科については自施設に加え連携施設でより専門性の高い内容に触れられる、初期研修医にはとても嬉しいシステムになっています。
働きやすさ・福利厚生など研修以外の面も欠点が無く、症例検討会やカンファレンスなどのシステムも整備され、更に隙の無い研修病院になりつつあります。見学や実習の折にはここに書き切れない事まで詳しくお伝えできると思います。ぜひ一度お越し下さい。
初めまして。加賀市医療センターで2年間初期臨床研修をさせていただきました、平谷菜生です。この2年間、大変なこともありましたが、楽しく充実した日々を過ごすことができ、実りある研修になりました。その中でも印象に残っていることを3つお話しさせていただきます。
救急の研修では、救急搬送やウォークインの患者さんを基本的に研修医が最初に対応します。いきなり初めから一人で行うわけではなく、初めは指導医の先生が後ろについていて下さり、一緒に問診、診察、検査オーダー、処置などを行います。慣れてくると徐々に一人で行えることが増え、一通り検査を行い、指導医の先生と患者さんの方針を相談するようになります。どのように対応しようかと困ったことや、重大な疾患が見つかることも多々ありました。日々反省することばかりでしたが、数多くの症例を経験できてとても勉強になりました。
胸水・腹水穿刺や中心静脈カテーテル留置などの研修医で経験すべき手技を行う機会は特に内科研修中に多くありました。他にも、産婦人科の研修で腹腔鏡手術の助手をさせていただく機会や、泌尿器科の研修で膀胱鏡や腎瘻カテールの交換などの機会、皮膚科で様々な皮膚処置を行う機会がありました。今後どの科に進んでも役立つことをこの病院で学ぶことができました。
加賀で出会えた指導医の先生方やコメディカルの方々とは日々関わる機会が多くあり、暖かく接していただき、本当にお世話になりました。研修医の仲間たちは、7〜8人と少人数で話しやすく、時に助け合いながら日々楽しく過ごせました。
このような恵まれた環境で研修することができて、本当に感謝しています。加賀で学んだことを生かして、新しい場所でも精進していきたいです。加賀市医療センターでの研修を考えている方の参考になれば幸いです。