各診療科における研修内容と研修目標

ローテート科 研修内容 目標
救急・
総合診療科
  • 日中の救急搬送患者対応と午後の全科診療(小児科・産婦人科等を除く)を行います。県内3番目の救急搬送件数があり、経験できる2次救急症例は極めて豊富です。
  • 研修期間1ヶ月のおおよその経験症例(2016・2017年度実績)
    救急搬送30-50例、ウォークイン20-30例、心肺停止症例1-3例、入院加療が必要な症例20-30例、入院受け持ち10例程度、主な疾患は脳血管障害や循環器系疾患(急性心筋梗塞、心不全)、感染性疾患(肺炎・尿路感染・皮膚感染症)、外傷・骨折、消化器疾患(消化管出血、胆道系疾患)、めまい・失神、電解質異常など
  • 問診から、診察、検査計画を立て、診断から初期対応、そのまま入院加療を担当することも可能です。
  • 研修中はポータブルエコーを持ち歩き、1症例1エコーを目標に数多くの症例にエコーを行うことを目標とします。
  • 3ヶ月の必須研修で、一般的な救急対応および重症疾患の初期対応ができるようになることを目標とします。
  • 6ヶ月の研修で全科当直における初期対応ができるようになることを目標とします。
内科
  • 各検査部門での実習(臨床検査、生理機能、超音波検査など)により基本的な手技を身に付け、コ・メディカルスタッフとのコミュニケーション協力が行えるようにする。
  • 医師事務補助者をはじめ、コ・メディカルとの役割分担を積極的に行っているので、各スタッフから収集された多くの医療情報を整理分析して、診断を導き出すスキルを養う。
  • 患者さんの心理、社会的側面や家族関係を含め幅広く考慮しながら、地域包括医療を行っており、多職種でひとつの方向へ向けたチーム医療を実践できる。
  • 当院の一番の特徴である豊富な救急症例から多彩な問題を持つ症例を経験、他科連携を学ぶことができる。また、他科症例の内科的問題への対応も学ぶ。
  • サブスペシャリティーについては要相談
  • 多くの情報から診断を導き出すスキルを身に付けること、また、チーム医療を推進することができることを目標とする。
  • 多職種間で協議する上で、その場のリーダーシップをとることを目標とします。
  • 総合的に、問診、検査、診断、治療・修正、結果までを完結できることを目標とします。
外科
  • 幅広く様々な一般・消化器疾患や乳腺・甲状腺疾患などの入院診療や手術などを経験することができます。
  • 年間約300例(うち全麻手術 約250例)の手術を行っており、研修期間中はほぼすべての手術に参加することが可能です。主要手術症例
  • 特に大腸癌(結腸・直腸癌)や胆石症、虫垂炎、鼡径ヘルニア手術の際には、その多くで腹腔鏡を用いた手術を行っており、当科での研修期間中は、主にスコーピスト(カメラ助手)として手術に参加し腹腔鏡手術を体験していただき、また病院内にあるドライボックス(腹腔鏡トレーニングボックス)を使用し、手術器具の扱いに慣れていただくこともできます。
  • 1ヶ月の必須研修では、切開、結紮・縫合処置ができるようになることを目標とします。
  • 3〜6ヶ月の選択研修では、上下部消化管内視鏡検査を経験できるようになり、また手術においては、スコーピストとしてだけではなく、術者として開腹や閉腹、鼡径ヘルニア、虫垂炎、胆石症などの手術を経験することを目標とします。
小児科
  • 地域小児医療を学ぶ
  • 乳児健診、予防接種、発達について学ぶ
  • 感染症の患者を中心に外来・入院加療について学ぶ
  • 1ヶ月の必須研修で一般小児科診療、予防接種、末梢ルート確保が行えるようになることを目標とします。
  • 3ヶ月の研修で喘息・腸炎・肺炎の入院加療の担当を行えるようになることを目標とします。
産婦人科
  • 地域の1/2近くの分娩を担当し、妊婦健診と異常妊娠の診断と治療を行っている。
【分娩件数】
平成28年度 130件(経腟 91件・帝切39件)
平成29年度 186件(経腟137件・帝切49件)
  • 産婦人科救急の対応について習得する。
  • 婦人科良性疾患(子宮筋腫、子宮脱など)の手術療法(子宮鏡手術を含む)を行っている。
  • 婦人科悪性疾患は高次病院紹介例が多い。
  • 生殖補助医療は行っていない。
  • 1ヶ月の必須研修で指導医と共に正常および合併症妊娠を含む周産期管理ができることを目標とします。
麻酔科 1ヶ月の必須研修は金沢医科大学病院で行います。

【選択研修で加賀市医療センターの麻酔科を選択した場合】
  • 気管挿管を行い麻酔の導入・周術期の全身管理を学びます。
【麻酔件数】
 平成28年度  総 数 1,357件
 (うち 全身麻酔 869件、脊椎麻酔 32件)
 平成29年度  総 数 1,383件 
 (うち 全身麻酔 871件、脊椎麻酔 35件)
【選択研修で加賀市医療センター麻酔科を選択した場合】
  • 1ヶ月の研修で気管挿管約30症例を経験し、救急外来および急変時に気管挿管が行えるようになることを目標とします。
  • 3ヶ月の研修で簡易な全身麻酔の導入・管理を上級医と共に行えるようになることを目標とします。
精神科 1ヶ月の必須研修は加賀こころの病院で行います。
  • 精神科的な診察の基本の習得及び代表的な疾患が理解できるようになることを目標とします。
地域医療 1ヶ月の必須研修は
珠洲市総合病院、市立輪島病院、公立穴水総合病院、公立宇出津総合病院の中から1箇所を選択し、1ヶ月間出向して僻地医療を体験します。
  • プライマリ・ケアからリハビリテーション、さらに福祉サービスに至る連続した包括的な医療を理解するために、患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医師の役割を理解し、地域医療を学ぶことを目標とします。
整形外科
  • 外傷に伴うほぼ全ての骨折・靭帯損傷、膝や股関節などの変性疾患、脊椎・脊髄病変など、日常遭遇する整形外科領域の基本的な疾患にほぼ全て対応。
  • 外来では、オープンに新患を受け入れており、紹介患者、救急への対応など、全ての角度から外来対応を学ぶことができる。
  • ほぼ全ての手術に対応しており、年間300症例以上、整形外科医としての基本手技を十分に学べる環境にある。
  • 指導医と共に当直業務を行い外傷診療を身につける
  • 入院患者も60名前後は常時おり、複数の受け持ち患者を持って、急性期から回復期・地域包括病棟への連携を通じて、治療からリハビリまでトータルなケアを実践できるようになることを目標とします。
  • 3ヶ月の研修で外傷診療の対応ができるように、指導医と共に関節穿刺・脱臼整復・創外固定などの処置を、指導医の元で手術を執刀することができるようになることを目標とします。
脳神経外科
  • 365日オンコール体制にて、地域における急性期脳卒中、頭部外傷症例を数多く経験できる。
  • 脳神経外科疾患の知識・理解を深め、診察、検査、手術、入院治療など臨床的手技を習得する。
【手術件数】
 平成28年度 72件
 平成29年度 58件
 入院件数
  • 2ヶ月で急性期脳卒中、頭部外傷患者に対する初期対応および入院管理、慢性硬膜下血腫手術の執刀等を上級医と共に行えるようになることを目標とします。
耳鼻咽喉科
  • 基本的な耳鼻咽喉科の診療、検査、処置、手術手技を理解し上級医と共に診療にあたる。
  • 研修は主に外来で行い多数の症例を経験する。
  • 上級医と共に入院患者の診療にあたる。
【入院患者数】
 平成28年度 195人
 平成29年度 189人
  • 3ヶ月の研修で当直で出会う鼻出血、めまい、扁桃炎、急性中耳炎などに対する適切な初期対応ができることを目標とします。
皮膚科
  • 当院初期研修カリキュラムの選択枠で皮膚科を選択することが可能である。当科は日本感染症学会連携研修施設であり、また日本アレルギー学会アレルギー専門医教育研修施設に申請予定であるため、特に感染症、アレルギー疾患などについて深く学ぶことができる。
  • 皮膚科臨床に必要な基本的知識、外来診療での手技(真菌検査、Tzanck試験、凍結療法、皮膚生検、ダーモスコピー所見、褥瘡や熱傷処置など)、救急対応(中毒疹、蕁麻疹、アナフィラキシー、皮膚縫合など)、他科からのコンサルテーション、病棟管理などについて広く学ぶ。
  • 2~3ヶ月の研修で基本的な皮膚科一般の知識を身につけ、皮膚科外来で湿疹、白癬など軽症患者への対応ができること。中等度~重症皮膚疾患のトリアージができることを目標とする。
泌尿器科
  • 一般的な泌尿器科疾患に対する基本的知識、検査、手術等を経験する。
  • 尿路感染症の治療、排尿異常等のcommonな疾患を数多く研修できる。
  • 2ヶ月で尿路感染症に対する対応ができるようになることを目標とします。
  • 4ヶ月で排尿異常に対する基本的な対応ができるようになることを目標とします。

外科の主要手術症例数

平成28年度 平成29年度
ヘルニア 60( 6 ) 48(29)
虫垂炎 27(15) 31(29)
胆嚢・胆管 49(47) 57(55)
大腸(結腸・直腸) 58(35) 51(32)
胃・十二指腸 26( 5 ) 14( 1 )
乳腺 14 14

( )内は腹腔鏡手術症例数

脳神経外科の入院件数

平成28年度 平成29年度
くも膜下出血 14 11
脳出血 54 52
脳梗塞 153 141
頭部外傷 76 68
その他 86 69

このページのトップへ