学生・研修医勉強会

病院として購入した医学書・DVD

 加賀市医療センター 医学生・研修医に対する教育の取り組みを紹介致します。
今回は、病院として購入した医学書・DVDがテーマです。

 「患者を診ずに本だけで勉強するのは、まったく航海に出ないに等しいと言えるが、反面、本を読まずに疾病の現象を学ぶのは、海図を持たずに航海するに等しい」-アメリカにおいて臨床医学教育の礎を築いたウィリアム・オスラー先生の言葉です。

 本を読んで学ぶのは臨床の基本であり、"航海に出たばかりの"研修医は最も勉強しなければならない存在です。一方、指導医側も当然勉強を続けなければいけません。指導の課題になるのは、指導医自身の専門領域ではなく、非専門領域の場合が多いと感じます。筆者は臓器別の内科専門医ですが、他領域の内科のみならず、外科も、整形外科も、泌尿器科も、眼科も、あらゆる非専門領域を学び続けなければ理想的な学生・研修医教育は叶いません。

 という訳で、学生・研修医とともに指導医も学び続ける文化ができつつある加賀市医療センターでは、職員全員のレベルアップを図るために必要な医学書、DVDを病院として購入することとしました。先日開催された医学生向けイベントSpring Campで配布した、A4 50ページ超に渡る『初期研修医/非専門医のための推薦図書』という文書をもとに医学書マイスター(自称)である内科・リウマチ科 鈴木 康倫が主に教材の選定を行いました。

 学生・研修医、非専門医=すなわち当院に所属する全ての医師が学ぶべき必要最低限の知識を得るための本とDVDの一部を購入致しました。

 写真は医局ラウンジにある図書コーナーです。まだ他に購入予定の教材もありますので、今後も充実していく予定です。

 特にDVD教材は、気軽に見られ、ロールモデルとなる医師から直接教わっているような学習体験ができ、また何度でも視聴することができる点で非常に良い内容であると考えます。個人でこれだけの教材を揃えるとなると、かなりの金額を要しますが(但し勉強は自己投資であり、ある程度の支出は必要です)、加賀に来れば写真に示すような本やDVDを自由に使って頂くことが可能です。

 見学にいらっしゃる医学生の皆様、当院に勤務される研修医の先生方は是非とも御活用下さい!

 なお、『推薦図書』リストに興味のある方がいらっしゃいましたら、病院の研修担当まで連絡頂けましたら無料でお渡しします。

 今後も研修担当者として、病院全体として学び、成長していく環境作りのお手伝いをしていきたいと思います。


文責:内科・リウマチ科 鈴木 康倫


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